こころの掃き溜め

特に面白くはない

父親との確執について(5)

それから数か月後、私たちはまだ母の実家に住んでいました。

出て行ったほうがいいのは分かっていても次に住む場所を決めている余裕などなく、またそんなお金もありませんでした。

 

当時の私は渋谷にある中学・高校生向けの進学塾で受付事務をやっていました。フリーターです。

シフトの都合で23時退勤なんてのもありましたが、地元沿線は終電が早く、23時50分には某駅にいないと終電に乗れない状況でした。

バイト先から渋谷駅まで徒歩10分、渋谷駅から某駅までは45分くらいかかります。タイムアタックです。帰宅するころには0時半になっています。

帰ってから夕飯を食べていたので、0時半に冷めた夕食をレンチンしてニュースや深夜番組を見て風呂に入って……というような生活を数日続けていたことがありました。

 

そんなある日、叔父(母の弟)が夕食をレンチンしている私に怒鳴り込んできました。

 

叔父「毎日こんな時間まで何やってんの?」

私「え、仕事だけど……」

叔父「もっと早くに帰るとか、遅いならもっと静かに過ごしてくんねえかな」

私「えーっと、飯食うなってこと?働いてるのに?」

叔父「は?テメエ調子乗ってんじゃねえぞ」

私「何、殴るの?」

叔父「……ッ!!」

 

最後のは想像ですが、こんな感じで叔父は血走った目をかっぴらいて、振り上げた拳を換気扇のフードにぶつけて自室へ戻っていきました。

 

言ってませんでしたが、縦にも横にも大きい叔父は、パニック障害で数年前に退職してから引きこもり・ニート・PCゲーム音出してやり放題・ゲームしながら文句も言い放題・買い物は週に1度・作る料理は油まみれ・嫌韓・FXで祖父の年金溶かしマンです。

何これクソ役満

 

翌日の朝、叔父は2階の部屋で出勤準備している母に私の文句を言っているようでした(私は途中で起きた)。

あとから母に話を聞くと「確かにお前は言葉が荒い。でもアイツ(叔父)の言い分もおかしい」という感じでした。言葉遣い荒くてスマンなママン。

 

また数か月経って、今度は私ではなく弟が叔父に陰湿なことをされているらしいと分かりました。

直接弟に話を聞くと「俺が下(居間)で深夜テレビを小さい音量やイヤホンで見てたりすると、アイツがトイレに行くついでに居間の電気を消していく」……絶妙にストレスかけてきやがる……陰湿!!!

 

この件があってから母はより引っ越す決意を固めたようで、安い県営住宅などを探していましたがどうにも決まらず、結局ボロアパートに引っ越して暮らすことになりました。

このころには私も現在の就職先で働き出していたので、環境が色々変わったけどこれから頑張るゾイ!って感じで頑張っていました。